労務管理は、企業の持続的な成長と発展に不可欠な要素であり、適切に行うことで、従業員の満足度向上、生産性向上、コンプライアンス遵守、企業イメージ向上など、多くのメリットをもたらします。給与計算、社会保険、労働保険にはたくさんの決まりごとがあります。昨今、労働基準監督署や日本年金機構等から指摘され、遡って給与の未払金や社会保険料の追加徴収が行われています。振休と代休の違いが理解できていますか？ 振替休日➡事前に休日と労働日を入れ替えます。原則として割増賃金は発生しません。しかし振替休日によって、週の労働時間が法定労働時間（原則として1週40時間）を超えた場合、その超過時間に対して25%以上の時間外割増賃金が発生します。 代休➡休日労働が行われた後に、その代償として以後の特定の労働日を休みとする制度です。実際に休日労働が行われているため、その労働に対しては休日労働の割増賃金（35%以上、法定休日の場合）が発生します。